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【対談】奥さんを褒めつつ、宇宙クラスの説得力で視聴者にアドバイスするイチローがイチローだった

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 イチロープロ野球選手を引退するというニュースを聞き、ラストゲームとその後の記者会見を見た。

 
そしてメディアが彼の報道をしなくなって寂しいな、なんて思っている時に、イチローの引退の前と後で自分の中の何かが変わったなと思った。これまで現在進行形だった「イチロー」が、『とてつもなくすごい事を平然と成し遂げてしまった人』という既成事実がとなって、ぼくの辞書に刻まれた
 
そんな彼の偉大なる野球人生を巡るYoutubeの旅をしている時に、大リーグ10年目を迎えた当時37歳のイチロー糸井重里の動画をみた
 
その動画では、結婚について雑多に話している。その中でプロポーズとか大きな決断をする上でのアドバイスをくれているんだけど、それがちゃんと寝ること、夜のテンションに任せないことという、とっても当たり前なのだ。でもそういう当たり前に大事なことをちゃんと説明できる、その説得力が宇宙クラスだった。
 

 〈対談〉

イ:イチロー      糸:糸井重里      住:住吉美紀

  • 影で支える、といよりはイチロー超えるストイックな奥さん

糸:別の国に行っていろんな事を期待される中、家の生活を守っていくという意味では、イチローさんだけじゃなくて奥さんの方も目に見えない勘定したら分からないストレスが山程ありますよね

イ:僕よりずっとストレスでしょうね、それはシーズンが毎年終わったときに思いますね

どういうふうに思うんですか?

イ:シーズン最後の日に「終わったーーっ」ってやってるんすよ、ぼくじゃないすよ。すごくないすか。僕がやってるなら分かるじゃないですか。違うんすよ、弓子が、終わったーって、明日からなんにもないーとかっつってやってんすよ。それみたら、この人すごいなーって思いますよね。この人のここがすごいとかっていうのはいくらでもあったりするんですけど、それが全部をあらわしてるかなーと思いますけどね

 

  • 味方なんだけど、敵の側にもまわってくれる

イ: 最後は味方にいてくれる。というふうには思ってますけどね、でもそれってよくあることじゃないですか。自分のパートナーが、誰が敵になってもみたいな。彼女がすごいところは、そんな存在なんですけど、僕がなんかおかしなこと言うと、ばっちーーんっていってくるんですよ。味方なんだけど、時々敵側にも立ってくれる、そのバランスがなんかすごいなって。

糸:それは寂しがりやのイチローさんとしては、実は最初はびくっていうか、この人だけはって思っている人が、それはあんたが悪いって言ってるわけでしょ

イ:そうですそうです、びびりますよ。ばっちーんっていまでもいうんすよ。でもそれがもっともなんですよね。感情的になっているときにそういうことって起こるから。同じように家の中で感情的になってたらどうしようもないじゃないですか。でも彼女すごい冷静に客観的にみるんですよね、それで我に返る

 

  • 結婚はお天道様の下で勢い

住:最初なにを見極めてこの人だっ!てわかったんですか?

イ:そこは、、勢いですよ、決断は勢いですよ。そう思う時間帯って大事なんですよ。そういう気持ちになるのって夜じゃないですか、プロポーズするのって。でもだめですよ、プロポーズは真っ昼間。その時にどう思うか、この人と一緒にいたいと思うか。理由はそれぞれでしょうけど、決断はお天道様の下。重要な決断は僕はそうしないといけないないと思ってる。冷静なときに。

実際真っ昼間だったんですか?

イ:ぼくは朝です。寝ぼけてないですよ、午前の時間です。重要な決断を寝ないで考えるってよくあるじゃないですか。寝なきゃだめでしょ。寝ないと思考が働かなかいから、大事な決断するときは、いつもよりも寝て、真っ昼間にしてください。

 

まだ毎日決まったルーティンをこなしてトレーニングに励むイチローの姿が脳裏をよぎってしまうなあ、、